LiteTMSでは、輸送業務チームが日常的に使用する6つの領域でAIが活用されています。AIビルダーを使えば、1文入力するだけで入力フォームとデータ一覧を備えた独自のタブを作成できます。管理パネルとアプリは41言語に対応しており、チャット機能ではドライバーからのメッセージをご自身が使用する言語へ翻訳します。音声メッセージはテキスト化され、ファイルやメールで届いた輸送案件は案件の下書きとして自動登録されます。また、AIアシスタントがシステムに関する質問に回答するほか、LiteTMSをClaudeやChatGPTなどの外部AIアプリと連携させることも可能です。これらに加え、貴社のために24時間365日稼働するAIエージェントの開発計画も最終段階に入っています。
動画の音声はポーランド語です。
AIビルダー:1文から独自のタブを作成
どの運送会社にも、一般的なソフトウェアでは想定されていない独自の記録業務が存在します。給油記録、貸出備品の管理、整備工場の修理履歴などです。これまでは手っ取り早さからスプレッドシートで管理されるのが常でした。LiteTMSでは、モジュールビルダー(管理者パネル > カスタムモジュール > 新規作成ボタン)でその記録したい内容を1文で説明するだけで設定できます。例えば以下のように入力します。
給油ログ:車両、給油日、給油量(リットル)、金額、領収書の写真。
「AIで作成」をクリックすると、AIがフォームと一覧リストを備えたデータモジュールが必要か、あるいは蓄積済みデータを集計するレポートモジュールが必要かを判断し、初版を生成します。作成されたモジュールは、エディタ上の「フォーム」と「テーブル」の2つのビューで確認可能です。例えば「金額」を「金額(PLN)」に変更したり、「車両」や「ドライバー」などの既存の選択肢リストを追加したり、テーブルに表示する列を選択したりできます。コードを1行も書く必要はありません。
保存すると、モジュールはサイドバーの「追加モジュール」の下に表示され、通常のタブとまったく同じように動作します。チームメンバーは「エントリー追加」からデータを登録し、一覧の閲覧やフィルタリングを行えます。また、閲覧権限の設定により誰に表示させるかを管理できます。
導入にあたって事前に知っておくべき点が2つあります。モジュールビルダーは段階的に展開されています。管理パネルに「モジュールの作成はお客様のアカウントでまだ利用できません」と表示される場合でも、近日中にご利用いただけるようになります。また、カスタムモジュールには月額利用料が発生し、AIによるモジュール生成はAI利用料として課金されます。作成可能な記録の具体例については、AIビルダーに関する記事をご覧ください。
翻訳:41のUI言語とチャットにおける184言語の対応
LiteTMSの管理パネルとLiteTMSモバイルアプリは41言語に対応しています。社内の他のスタッフに関係なく、各ユーザーが言語切替メニューから自分の言語を個別に選択できます。利用例として、利用配車担当者がポーランド語で操作する一方で、ドライバーはウクライナ語やルーマニア語でアプリを利用することが可能です。英語とポーランド語は当社が直接作成しており、その他の言語はAIによって作成された翻訳として切替メニュー内に明記されています。詳細は管理パネルとアプリの41言語対応をご覧ください。
チャット機能はさらに一歩進んでいます。ルーマニア人のドライバーがルーマニア語で送信すると、配車担当者はそれをポーランド語で読むことができます。会社のチャット設定で自動翻訳を有効にしている場合(デフォルトで有効)、メッセージはプロフィール内の「使用言語」に登録された言語へ翻訳されます。翻訳は原文の下に言語名とともに表示されるため、実際に何と書かれていたかをいつでも確認できます。自身が送信したメッセージは翻訳されず、すでに自分の言語で書かれているメッセージにも翻訳は表示されません。
この機能は、ドライバーチャット、チームチャット、そして音声メッセージの文字起こしで機能します。管理パネルとLiteTMSモバイルアプリの言語リストには184言語が用意されており、ドライバーは配車担当者からのメッセージを母国語で読むことができます。また、「翻訳」ボタンを使って特定のメッセージを手動で翻訳することも可能です。チャット翻訳は従量制で課金されるAIサービスです。社内チャットの詳細については、チームチャットルームに関する記事で解説しています。
音声メッセージ:ドライバーの話した内容をチャットが自動で文字起こし
運行中のドライバーにとって、テキストを入力するよりも音声メッセージを録音するほうがはるかに安全で簡単です。LiteTMSモバイルアプリまたはWebパネルからチャットで送信された音声メッセージは、自動的にテキスト化されます。録音データの下に「文字起こし」として表示されます。ドライバーが配車担当者と異なる言語を話す場合、文字起こしされたテキストは通常のメッセージと同様に自動翻訳されます。配車担当者は荷卸し時間を確認するために、キャビンの走行音に耳を澄ませながら録音を3回も聞き直す必要はもうありません。
1件のメモは最長5分まで記録できます。文字起こしはAIによって生成されるため、地名、数値、金額などは録音データと照合してご確認ください。文字起こしの利用分数および翻訳は従量課金となります。
注文のインポート:ファイルやメールからの受注登録
荷主や取引先からは、PDF、スキャンデータ、Word文書、またはメール本文で注文が送られてきます。注文追加画面で「AIで注文を読み込む」を選択し、文書をドロップして「ドキュメントを解析」をクリックします。AIが文書を読み取って注文の詳細を抽出し、顧客、積込先・荷卸先、貨物情報、さらには文書に記載がある場合は車両やドライバーに至るまで、お客様のデータと照合します。
読み込み結果は確定した注文ではなく、下書きとして生成されます。「概要」タブと「ルート」タブで内容を確認し、必要に応じて修正した上で、「注文を作成」をクリックしてください。1回のインポートで最大8件のファイルを読み取ることができます。ご利用には自社のAI機能が有効化されており、注文作成の権限が必要です。インポートはAIの利用量として課金されます。詳細はAI注文インポートについての記事をご覧ください。
AIアシスタント:操作方法を質問する
LiteTMSアシスタントは、すべてのページの右下にあるアイコンから利用できます。「新しいドライバーを追加するにはどうすればよいですか?」のように、普段の言葉で質問してください。アシスタントはLiteTMSのヘルプ記事をもとに回答し、「ページへ移動」で該当の画面を開いたり、「場所を表示」でクリックすべき箇所をハイライトしたりと、次のアクションを提案します。設定しているインターフェースの言語で回答します。また、付与されている権限の範囲内で、車両の現在位置、配車未割り当ての注文、提出期限が迫っている書類などの情報を調べることも可能です。質問には写真、PDF、Word文書を添付できます。
システムの利用が初めての場合は、「システムを詳しく知りたい」タイルから始めてみてください。ステップごとのガイド付きツアーにより、従業員、車両、トレーラー、協力会社の追加方法や、注文の登録手順などがクリック箇所とともに案内されます。ツアーでは該当するメニュー項目がハイライトされ、次の手順へと誘導されます。これはブラウザ上で動作しAIモデルへの問い合わせを行わないため、AI利用量としては課金されません。
アシスタントはすべての画面を把握しているわけではなく、初期設定を代行することもできません。回答はAIによって生成されるため、重要な情報に基づいて操作を行う際は事前に内容をご確認ください。アシスタントとの会話はAI利用量として課金されます。
Claude、ChatGPTなどのAIアプリとの連携
LiteTMSは、AIアプリが外部システムと連携する際の標準規格であるMCPサーバー経由で、ClaudeやChatGPTをはじめとする各種AIアプリとすでに連携可能です。無料の「ChatGPT, Claude & MCP」モジュールを有効化することで連携を開始できます。各ユーザーがブラウザ上で自身のLiteTMSアカウントを接続するため、AIアプリにパスワードを渡す必要はなく、アプリはそのユーザーの権限範囲内でのみ動作します。この連携を通じて行われた変更は、すべて会社の監査ログに記録されます。
連携によって実行できる機能は今後も順次拡張していく予定です。AIアプリ自体の利用料金は、ご利用中のプランに応じて各プロバイダーへ直接支払われます。
その他のAI活用例
- CMR書類の照合。 AIが注文に添付されたCMR(運送状)を読み取り、注文データと照合します。なお、書類の真偽や法的な有効性を確認・保証するものではありません。
- ドライバー向けアプリの翻訳機能。 積込先や荷卸先において、ドライバーが文章を入力または音声入力すると、画面のもう半分に対象言語の翻訳が表示され、相手に確認してもらえます。詳細はLiteTMS Mobileの翻訳機能についての記事をご覧ください。
今後の展開:24時間稼働するAIエージェント
24時間稼働してお客様の業務をサポートするAIエージェントや、さらなる自動化機能の計画も最終段階に入っています。開発を予定している機能の例をいくつかご紹介します。
- 受信トレイのエージェント。 メールボックスを自動で巡回し、現在のドキュメントインポートのように顧客からのメールをもとに注文の下書きを作成します。手作業でファイルをドロップする必要もなくなります。
- 給油提案AI。 運行ルート上で最もコストパフォーマンスの高い給油所をドライバーに提示します。
- タイルで組み立てる自動化ワークフロー。 タイルをドラッグ&ドロップして「いつ、何を実行するか」を直感的に設定できます。例えば、当日の受注一覧レポートを毎朝8時に受信トレイへ届けるといった自動化が可能です。
開発は間もなく開始されます。具体的な提供時期や機能範囲については、準備が整い次第本ブログでお知らせします。日常の配車・運送業務の中で、このようなエージェントに任せたい業務はございますか。お問い合わせよりぜひご意見をお聞かせください。実際の現場の事例が、開発の優先順位を決定する貴重な手がかりとなります。
AI機能の利用料金
チャット翻訳、文字起こし、案件インポート、アシスタントの回答、ビルダーでの生成といったAI機能は従量課金制です。料金単価と現在の利用実績は請求書が発行される前に管理画面で確認できます。ビルダーで作成したカスタムモジュールは月額サブスクリプション制で、「ChatGPT, Claude & MCP」モジュールは無料で有効化できます。運送案件や取引先の登録には、これまでどおり件数ごとの手数料はかかりません。
よくある質問(FAQ)
LiteTMSのAIビルダーを使うのにプログラミングの知識は必要ですか?
いいえ、不要です。作成したいモジュールを通常の文章で入力し、AIが提示した案をエディタで確認・調整するだけです。ビルダー機能は順次提供を開始しているため、一部のアカウントでは近日中に利用可能になります。
LiteTMSは何言語に対応していますか?
管理画面とLiteTMS Mobileアプリは41言語に対応しており、ユーザーごとに好みの言語を選択できます。チャット機能は184言語のメッセージ翻訳に対応しています。
LiteTMSは顧客のファイルから自動で案件を作成しますか?
AIはPDF、スキャン画像、Word文書、メールから案件の下書きを作成し、既存のデータと照合します。ユーザーが下書きを確認し、「案件を作成」をクリックして初めて正式な案件として登録されます。
LiteTMSをChatGPTやClaudeと連携できますか?
はい、連携できます。無料の「ChatGPT, Claude & MCP」モジュールを使えば、LiteTMSをClaudeやChatGPTなどの外部AIアプリと接続できます。各担当者が自身のアカウントで連携し、アプリはそのユーザーの権限範囲内でのみ動作します。
LiteTMSにAIエージェントが導入されるのはいつですか?
メールから自動で案件の下書きを作成するエージェントなど、24時間稼働するAIエージェントやさらなる自動化機能の計画を現在詰めています。まもなく開発に着手する予定で、具体的な日程は本ブログでお知らせします。
LiteTMSのAI機能の利用料金はいくらですか?
チャット翻訳、文字起こし、案件インポート、アシスタントの回答、ビルダーでの生成は従量課金制となっており、料金単価は管理画面でご確認いただけます。カスタムモジュールは月額サブスクリプション制です。
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